ルパン三世 - カリオストロの城 [DVD]
銭形さんがクラリスに言ったラストシーンは本当に名シーンですね。
宮崎作品だからか、ルパンが随分と温かみのあるようなキャラクターになっていると思います。
(私はストイックなルパンの方が好きなんだけど・・・)
それでもやはりルパンの信念というものは共通してそこにあって、改めてルパンの魅力を感じさせてくれる作品です。
そして、不二子が良い意味で女性らしくなくカッコ良いんです!!
あんな勇ましい不二子観たことありません。
宮崎作品はどの作品も食べ物のシーンが美味しそうに描かれていますが、この作品もそうです。
ルパンと次元がパスタを取り合うシーンは観ているとお腹がすいてきます。
そういったジブリの色もありつつ、ルパンの世界観もちゃんとあって素晴らしいです。
ルパンは2時間ものより30分ものの方が魅力が最大限に引き出されると私は思っていますが、この作品だけは別です。
中だるみがなく、リズム良く話が展開して行きます。
まだ観てない方は1度ご覧になってみてください。
そしてあのラストシーンを観て頂きたいです。
ルパン暗殺指令 ― ルパン三世 TVスペシャル第5弾 [VHS]
この「ルパン暗殺指令」はTVSPの中でも一番の作品だと思います。ルパンの声は山田康雄氏。脚本は柏原寛司、そして監督がファーストシリーズのおおすみ正秋。TVSP視聴率低下傾向でこの作で打ち切りの話があるなか、ファーストシリーズで視聴率低迷を理由にやめたおおすみ氏を大胆にも起用!この策が見事的中し、TVSPのなかでも高視聴率を得た作品です。ルパン暗殺の指令を受けた「キース」とルパン一味の対決が見所です。
Face to Face
「日本デュオの金字塔」のコピーに恥じない作品です。
前作はちょっと纏まりの無い感じでしたが、今回は新曲の良さもさることながら、シングル曲とのバランスもとれていて、アルバム一つとしての完成度が高いです。「deep inside of you」は2ndアルバム期を思わせる曲調ながら、今の彼らの歌唱力だからこそ歌いこなせる曲◎
とにかく買いなアルバムだと思います。
ルパン三世「カリオストロの城」 [Blu-ray]
初公開時、20歳のときに3回位見ました。
当時、この作品に魅了され、食い入るように画面を見つめていたので
映画館での画質についても、かなり鮮明な記憶があります。
この作品が製作された当時、デジタルペイントはなく、
すべてセル画により撮影されています。
また、相当タイトなスケジュールで製作されたらしく、
セルの組みがあっていないことによるキャラクターの
ユレや塗りムラなどがあるほか、セルを何枚か重ねることによって
セル厚みで上のセル画の影が背景に写っている部分もありました。
また、当時のフィルムの性能から、かなり粒状感のある画像だったと
記憶しています。
このブルーレイ盤のプロジェクターによる110インチ映像では、
これらの瑕疵も精密に再現されていますが、発色などをは向上しており
当時の映像を上回っているように思います。
何箇所かフィルムのパーフォレーションの劣化によって
画面がガタつくところが惜しいところですが、
総じて発色が良く、セルの塗りムラまでがわかる高画質に
むしろ驚きました。
クライマックスの婚礼のシーンで覆面の男たちが剣をかざす場面が
ありますが、フィルムでは、このシーンはセルのゴミが非常に気に
なる場面になっています。
このブルーレイ盤では、このゴミがほとんどなくなっており、
多少はレストアが施されているようです。
32インチの液晶フルハイビジョンテレビで見ると
セル画をそのまま眺めているような錯覚に陥ることもありました。
しかし、見ているうちに作品世界に引き込まれ
画質などどうでもよくなってしまったというのが
正直な気持ちです。
超こち亀 (ジャンプコミックス)
秋本治先生は、優れた漫画家の条件を完璧にといって良いほど備えた方ではないでしょうか。
締め切りを守るための自己管理能力(健康、スケジュール調整など全般にわたって)、
絶えず時代の潮流を読み、読者のニーズに答えようとする探求心とサービス精神、
面白いキャラクターやストーリーを作り上げる作家としての才能。
そんな秋本先生が生み出した名キャラクター「両さん」が登場して30年。
彼の活躍ぶりに元気をもらった日本人は多いことでしょう(私もその一人です)。
その30周年を記念する本誌は、ゴルゴ13やルパン三世、筋肉マンや悟空との競演や、
ベテラン・若手とりまぜた多くの漫画家たちの「両さん」賛歌(なんとアンパンマンから宗像教授まで登場!)
そしてキャラクター変遷史、永六輔さん・大沢在昌さんなどとの対談、
先生の趣味や仕事場公開写真、CD−ROMなど、あまりにも嬉しい充実した内容でこの値段はお買い得です!
30年という長期連載の陰には、先生の人間としての温かさ・謙虚さや周囲の方々の支え、
そして編集者さんたちの努力があったのを、改めて知ることができました。
これからも両さんにはずっと活躍してもらいたいし、「こち亀」のように人びとに愛される
楽しい漫画がたくさん描かれることを願っています。