佐藤健 Actor's Memory 2006-2011
「仮面ライダー電王」で主人公良太郎を演じた佐藤健。
筆者と同じく、その頃から役者・佐藤健を見守り続けたいちファンとしては、
ものすごく共感でき、かつ目からウロコの落ちるような1冊でした。
あの時彼はこんなことを考えていたのか、あの作品はこういうことを思いながら役に向かっていったのかと、その時その時の佐藤健の心持ちと、世の中の評価や彼のまわりの俳優人たちの反応などのドキュメント部分が見事に紡がれて、俳優・佐藤健の6年の軌跡(奇跡?)を描き出している1冊です。
ただそこにいるだけで輝くような光を放つのに、役柄によっては「何故こんなに地味に???」と驚くほどその光を消す彼が不思議で仕方がありませんでしたが、この本を読んで「そういうわけだったのか!」と膝を打つような気持ちになりました。
そう、“いつもその場にふさわらしい姿で存在する”佐藤健は、役者の「特異点」なんだなと。
この本は、内面と外在、両方からアプローチした佐藤健の完全ドキュメンタリー本と言っても過言ではありません。ファンは是非ご一読を。
基本的にはドキュメンタリーの語り手に徹しようとしているが、時々ちらりと垣間見える著者本人の「想い」にもきっと共感することができると思います。
のだめカンタービレ in ヨーロッパ [DVD]
このドラマでのだめ達が暮らしているアパルトマンの門として、
利用された門(スタジオセットではありません)にスプレーで「ぎゃぼー!」
サインペンでは「のだめinヨーロッパ見たよ!」と落書きが されていました。
先週はさらにマングースが書かれていました。しかもうろ覚えだからか、下手でした。
のだめファンは本当に迷惑だなと思いました。
このDVD見て、フランスへNO・DAMEの旅に出る人はそんな暴走はやめていただきたいです。
のだめカンタービレ DVD-BOX (6枚組)
今回、正月特番として企画製作された「inヨーロッパ」を見た。
そして、それへの布石として一気に再放送された全12話分も途中からだが見た。そして思った。今まで私が「のだめ」を誤解し、また舐めていたということに……。
本放送を見なかったこと、さらには原作すら読んでいないこと、アニメもそうだ。そして軽い気持ちで(ほとんど正月のヒマつぶしのために)今回のだめに接し、録画すらしていなかった自分を呪った。
この作品は、全編に渡ってコミック風のギャグが散りばめられ、コミカルな乗りでありながら真摯に「クラシック音楽」に向き合う人々を描いた、紛れもなく「音楽ドラマの傑作」である。誤解を招くかもしれないが、同じクラシックをテーマとした作品として見るなら、かの「アマデウス」にも匹敵し得る、否、気軽に接することができるという点を加味すれば、凌駕すると言っても過言ではないだろうと思う。
先ほど私は「のだめ」を舐めていたと書いた。
私はいわゆるクラシックファンであるが、「クラシックは高尚」という言い方や見方が大嫌いで「もっと気楽に聴こうよ、所詮は昔のヒット音楽なんだから」と常々主張してきた。そんな私が「気軽でいて奥深い」『のだめ』を軽く見、舐めていたのだから世話がない。気楽に行こうよと思いつつ、いつしかクラシックを愛聴する自分自身を高い位置に置き、クラシックが分からないと言う人たちを見下していたのだ。
このレビューを書いたあとDVDを注文するつもりだ。
これが「のだめ」を誤解し舐めていたことへの罪滅ぼしになどなるわけもないが、これは純粋に楽しめる「音楽ドラマ」である。
私と同じようにクラシックが好きな人の中には、今回の私のように「のだめ」を誤解し「あんなクラシック音楽を小馬鹿にしたようなモノ」と思っている人もいるかもしれない。
私はそんな人たちに向けてもこの言葉をかけたい。
『のだめカンタービレ』は音楽ドラマの大傑作だ、と。
ROOKIES -卒業- LAST DVD ALBUM (初回生産限定商品)
何度も見た映画ですが、何度見ても好きだなっと思えます。
さらに、得点映像がすごい。
あまりにも盛りだくさんで、見るのに疲れるくらいでした。
「役」ではない、素の出演者たちに好感をもてました。
この値段で、この内容なら、大満足です。