モノノ怪 オリジナル・サウンドトラック
繊細で優しい音色かと思えば、リズムの中に狂気が存在したり
アニメ、というより映画のサントラの方が近いかと
曲のタイトルも洒落てますし、かなり個性溢れる一枚です
値段分の価値は十分ありますね!
モノノ怪 2 (ヤングガンガンコミックス)
アニメファンにはたまらないコミカライズ化猫第二段。
またもカラー口絵が美しいです。ありがたや。
アニメだとちょっと分かりにくかったたまきさんの置かれた境遇が漫画だとよくわかり、「あぁ、やっぱりそういうこともあってのこの状況なのか…」と読めば読むほど感情移入出来て、薄れゆく意識の中での彼女の最後の言葉にはアニメを見たときと同じく涙が浮かびました。すごく良いです。
ラストがアニメと同じだったのですが、台詞がなかった分、ややさみしさが残るところがあって……作品そのもののせつなさや悲しさとも違うから、多分これはあと漫画としての締めに二三ページほしかったな、なんて物足りなさなのかもしれません。
花嫁衣装で出ていくたまきさんとなんだか嬉しそうに駆け回る子猫を見送った薬売りさんが、驚きながらも最後に微笑むシーンは、やはり一番好きです。 その後の「真」は彼のみぞ知る、なんですね。
さよならだけれど、安らかなさよなら。
それにしても猫がかわいい!
この猫がご主人の無念のあまりにあのような怪になってしまったかと思うと本当に悲しいものです。アニメでもかわいかったので、コミックでもかわいくてよかった。
前巻に続き本編とは関係ない(笑)おまけマンガもナイスな内容です。デフォルメ薬売りさんかわいい。
内容は二巻も素晴らしいですが、原作よりもやや終わり方にさみしさが残りすぎてしまうと感じたので(台詞が少なかったから?)☆四つ。
でも本当に大好きな作品!
Wonderful Life
このアルバムに収録されている曲はどれも、洗練された都会的な香りがします。そしてjuju のけだるく、ハスキーな声が、少しウェットな都会に、彩りを与えてくれています。とくに、夕暮れから夜明けにかけて、じっくり聴きたくなる名曲ぞろいです。
春のかたみ
かわいらしい春満開の歌ではなく
散る花の美しさや月下に咲く花を思わせる、
大人の女性の素敵な曲です。
さわやかな色香を感じます。
日本語の美しさを誇れる一曲ではないでしょうか。
もっとヒットしても良かった・・・
「春のかたみ」という名前も良いです。
ちとせさんは、民族調のうたや沖縄うたも素敵ですが
こういう艶のあるしっとりとした曲も似あいますね。
ぜひこれからも聴かせてほしいです。
怪~ayakashi~化猫 [DVD]
極彩色でありながら日本的な絵と色、たたみかけるような演出、いまどきのアニメによくある「余計でおせっかいな説明」もなく、切れ味の良い台詞、そして30分アニメとは思えぬ出来に脱帽です。
化け猫のイメージをこういう形で描いたというのもすごいですが、それにまつわるエピソードは、人間の醜悪さを壮絶に描いており、いろんな意味で深夜放映でなければ無理だったのでは?と思いました。
美しさと醜さが、絵と物語の両方で対に描かれており、息をのむ展開になっています。
部屋に閉じ込められた人々の恐怖と困惑、その部屋に張り巡らされた札の変化は、もう一見の価値あり、絶対に見るべしとしか言えません。
そしてラストシーンの最後の最後まで、徹底的に作られたその世界は、見る人を感動させること必須です。
DVDを買って、ずっと手元においておきたいと思う作品でした。