イエメンで鮭釣りを (エクス・リブリス)
タイトルから、少し哲学的随想風小説家と思ったら、ただのユーモア小説。本屋に行って棚から一掴みで買ってきた本です。ちょっと表紙が気に入ったので買いました。読んでみると本当にイエメンで鮭釣りする話し。それもスポーツフィッシュイングです。
英国流のユーモア小説で、これは最後をCGで映像化して映画化すれば迫力あるかも?と考えるのはゲスの考えか。英国民が読めば政治家描写は、ああこいつはあの政治家を皮肉っているとわかるんでしょうが、日本人には、ふーん、と言う感じでそれほどビビットではないのです。
結末は、えっ、というものですが、英国流のユーモアなんで淡々としています。手法は手記、日記、e-mail、新聞記事、報告書で描くもの。しかし、小説に書かれる日記は、こんなに写実的に長々日記書くヤツはいねだろうという感じです。
日本ではちょっと受けにくいユーモアです。ところで、この小説に描かれるアラブの富豪は哲学的でもっとも紳士的に描かれています。これは事実かもしれませんね。イエメンの山奥に出てくる少女のエピソードなどちょっと感激ですがね。
プレス・カラー [紙ジャケット仕様]
常にスタイリッシュな音楽的冒険家であったリジーの記念すべきファースト。
アーサー・ブラウンの(1)、ラロ・シフリンの(3)、そしてスタンダードナンバー"Fever"を改作した(7)などカヴァー曲のチョイス、その料理法が惚れ惚れするほど格好良く、なおかつ可憐。言葉本来の意味でNew Waveを具現したZEのミューズ。
世にも不思議なソコトラ島
「ソコトラ島」と聞いて、いったい何人がどこにあるのか?を言うことができるだろうか。
かくいう私も、某テレビ番組で初めて、その島の名前と不思議な自然を知ったばかりの一人である。
ガラパゴス、小笠原、マダガスカルそしてニューギニアといったところ以外にも
こんな島があったのか!と衝撃を受けた。
(イエメンの領土ですが本土よりもソマリア沖と言うほうが地理的なイメージはつかみやすいかもしれない)
そんなソコトラ島の植物、昆虫、風景などの写真がたっぷり収録されている。
表紙も美しいが、本文のすべてが、大変美しい本である。
花や昆虫がアップで一つ一つクローズアップされているので
図鑑代わりにもなりそうだ。
最終章は、著者の旅行記になっており、簡単な旅行ガイドとしても役立ちそう。
いつかソコトラ島のハチミツを買いに出かけたいものだ・・・